ジャワの暮らし24

2012/12/26 過去のブログ(エキサイトブログ)より

12/26 今日はジョグジャの東、ウォノサリへ来ています。
ウォノサリ通りJL.WONOSARIをバスで一本。通りに立っていればバスに乗ることができます。降りる場所も路線上ならどこでもOK。


バスの前後にある二つのドアは走行中もずっと空いています。そこにおじさんがたってお客さんを探します。
「ウォノサリ、ウォノサリ!」と行き先を叫んだり、
「空、空、空!」
と、空席もないのに叫んだりします。手のひらには乗客から集めたお札を、指にはコインを挟んでいて、客を乗せるとき降ろすときにコインで支柱やバスの外側を叩いて運転手にとまれの指示をだします。


おじさんに行き先を告げると覚えてくれて、降り場でバスをとめておろしてくれます(親切な場合)

ウォノサリではマルヨノさんの妹さんの家をまずたずねました。
ご夫婦でディーゼル車限定の修理工場をしています。
甘いジャワティ、そしてお菓子でもてなしてくれます。


これは、シンコンを茹でて潰して砂糖をまぜてバナナの葉にくるみ蒸したもの。


これは茹でる前のシンコンをスライスして揚げたもの、軽く塩しててポテチみたい。

マルヨノの妹さんが思出話。
「こどもたち大きくなったわね~前来たときはビックリしたわよ、ひろみったらこどもを背中にしょってさ、鞄じゃないわよって話でさ~」
日本から持っていっただっこ紐がリュックサックみたいになっており、私がごんくんをしょったりおろしたりしてる様がまさに鞄扱いだと驚いたことを思い出したようでした。そういうこともありましたねとしばしおしゃべり。
妹さんのお子さんは数年前にウォノサリにできた公立のインターナショナルスクールに通っています、英語、コンピューターなども学ぶそうです。大きな町にあって経済的に裕福な人が通う学校という気がしますので、山の上の町ウォノサリにそれがあるというのは、信じられないぐらい町が発展しているということでしょう。
次々とお菓子が出てくるうちに昼ごはんとなりました。
こちらはホルモンのココナツや香辛料煮込み。


こちらは生野菜を刻み、唐辛子、塩などで味付けしたココナツおろしをあえて食べる、ミントが爽快な料理。


午後はジャティランを見に行きました。
ウォノサリの新バスターミナル竣工記念にジャティラン・ボノロゴという、東ジャワのジャティランが行われるというのです。会場はすでに人だかり。

 


これがポノロゴのバロンガンだと思います。最後はこれをかぶって踊る。
黒い服の人が入って

 


お祈りしています。


少し分かりにくいですが、ジャティランの馬に花をかけ、すかさずムチで地面を打ち付けます。すごい音がして逃げる観客もいました。


さて、いよいよはじまるか、
と思ったらなんと


こどもが踊り出しまして。
お祭りですし、お客さんが喜ぶし。こどもがジャティランに乗って踊ります。
踊っているのはジャティラングループの黒い服の人含むメンバーのこどもさんだそう。


重いだろうにすごいなぁと感心。
この時の音楽ですが、ジャティランのリズムにドラムが入りそこに歌がのっていました。ポップな童謡という感じ。歌ってる人がすごく音痴でオリジナルのメロディがどうしてもつかめなかった。でもたぶんジャワポップです。
さて、いよいよジャティラン、
と思ったら


次のこどもグループ来まして。
次から次へとこどもダンスグループ来まして、ジャティラン踊る男の人も集まって着替えてるんだけど、でもどう考えてもまだまだ始まらないんだということが私にもわかってきました。
そうこうするうちにいよいよ観客も増え、音痴なポップスがバスターミナル前に響き渡ります。


さらに太陽も照りつけ、暑くなってきました。私たちは少しでも涼もうとアイスを買いましたがあまりの暑さにアイスが液化してました。
ジャティラン・ボノロゴのなんたるかを垣間見ることなく帰らなければいけないような気持ちになりました。
こどもたちが踊っている間に黒い服の人でなく、私服の大人がバロンガンに近寄りました。鼻を押さえたりしています、関係者以外はなかに入ってはいけないと最初に注意があったので、この人も何かをコントロールしてるのだろうと思い見ていました、「シュッ!」とか言いながら気を飛ばしてたので。しかし祈祷が終わり、彼がこちらを振り向くとチャック全開のズボンが目に飛び込んできた、だからどうしたって話ですが私のなかで何かが溶けた。
ここは一旦引き上げです。午後もウォノサリをめぐります。

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