続ジャワの暮らし36

帰国まであと２日。最後の洗濯（多分）をして、のんびりもしつつ、あんまり使われてなかった昔の台所をリノベーション。知らず知らずに積み上がってしまった木や竹をきれいに積み直し、木に埋もれていた空間を取り戻した。今はこの家の3世帯みんながガスコンロを使っているけど、かつてはここでご飯を作っていたし、シンコン（キャッサバ）の発酵菓子タペ作りのためにこの広さを使って、皮剥き、浸水、茹でといったプロセスを同時に進行していた。木に隠れてたくさんのゴッキーやアリ、いろんな虫が巣食っていたので、ちょっと移動してもらうために早速火を起こす。すぐ逃げたもの、なんとか居残れないか検討してたっぽいもの、一旦どこかへ行ったのに忘れて戻ってきちゃうものなどをみながら2時間ほど火の番というか火遊び。水も大好きだけれど火も大好き。日本ではキャンプに行かない限り焚き火はできないので最高に楽しかった。みんなの洗濯物もがっつり燻されてしまった。ついでに作業中に古い釘で足を踏み抜いてしまいだんだんズキズキしてくるというおまけ付き。膿みませんようにというか破傷風、、、。膀胱炎対策の抗菌薬をとりあえず服用し、塩入りお湯で足湯。娘はサンダル並べているうちにその汚れが気になってきたようでこども用サンダルに限り全てを洗い尽くすべくせっせと動いている。洗ってしまった後は、適当に積まれていた木の山から発掘した三輪車と自転車を洗い乗り回す。それでも飽き足らず落ちているプラスチックゴムを拾い集める。ニワトリのお家もできたし、昔ながらの台所はきれいになったし、足は痛いが気分の良い夕暮れ。本当は日も傾いてきた今からは、頼んでいるワヤンの布や衣装を取りに行ったり、凄腕演奏家で一筋縄には行かない師匠インドリさんにも会いに行こうと思っていたのだけど、ワヒューがパクアラマン王宮にガムラン練習に行くというので、であるならばインドリさんもパクアラマンだなということで、おでかけをやめる。

今日寝て明日起きたら最終日。出発は水曜日の早朝。早朝の便なので空港近くでホテルをとっていたけど、ギリギリまで家にいようとなりキャンセル。