久しぶりの小学校訪問、ワークショップの実施
本日は、大阪府泉南市の小学校でのジャワ芸能ワークショップ の始動日でした。ここから3回にわたって、インドネシアのガムラン そして影絵芝居ワヤン の上演に取り組んでいきます。
人、鬼、神々、動物たち、異世界のものが交差する物語
人、動物、鬼が渦巻く物語・・・ジャワと日本の共通点を考えて、題材は「ももたろう」としました。 4年生総勢12名が、 ガムランとワヤン、どちらで表現するかを決め、 配役、台本作り、読み合わせ、ワヤンに欠かせないガムラン演奏、できた曲の命名などなど、5時間目と6時間目をフルに使って、創作活動に取り組みました。
侮るなかれ、ももたろう、面白い台本が完成し、 テーマソングや道行きの曲ができ、 嬉しいことに、互いのチームの進捗状況に拍手が起きる、こうして互いの功績を讃えあいながら、更に分け入ってみようというワクワクが伝わってきたのでした。
今回の試みとしては、ワヤンをラミネートでカードにしてみたこと。 配役を決めそのカードを所有した上で、それぞれの役に台詞をつけていく・台本を完成させていく、そして円になって読み合わせていくプロセスに、カードを使ってもらいました。
どのように人形を語らせたいのか、動かしたいのか、イメージが生まれてから、 本物のワヤンに触れ・操る、ここにワンステップを挟んだことで、 ワヤン操作に、より気合や迫力が込められるのではないか、と少しだけ期待をしてのこころみです。
ガムランは簡単!(逆もまたしかり!)とにかくやってみよう!
ガムランの方はやはり、何度かやっておりますが 子どもたちは、早い。本当に早い。 難しいという思いに至ってしまう前に、こちらもあらゆる手をくり出し、 いい感じになっている状態を持続させながら、より良くしていく、といった 工夫もするにはしているのですが、いやはやそんなことはおそらくあまり関係なく、 子どもたちは、どんどん、ええ感じの音を出してくるのです。 タイトルも速攻で決まりまして、「出発の儀」と、「きびだんご」。であったのですが、台本作成チームから、腰につけるのは、「でかだんご」である、という情報が入ったため、楽曲「きびだんご」は「でかだんご」としてリリースされました。
ワークショップ2回目となる来週は、ワヤンチームとガムランチームが一緒に、ざっくりと、通し稽古へと入って行けたらと思います。 ざっと雨が降ったり、日がさしたり、美しい陽気でした。
インドネシア伝統芸能団ハナジョスはジャワ芸能の魅力を、日本を拠点に発信しています。
ジャワ芸能とは・・・・https://hanajoss.net/kesenian-jawa/
影絵芝居ワヤン・クリ(2020年大阪市にて)・・・https://youtu.be/7lKnWxTfAQE
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