ジャワの暮らし19

2012/12/25 過去のブログ(エキサイトブログ)より

クリスマスパーティのあとは、
ジョグジャを代表するクラシカルなダラン、マルギさんちに行きました。
巨匠 故キ・ティンブル一座に小さい頃から加わり、マルギさん三兄弟はまるで息子のように可愛がられ、技を仕込まれたといいます。
キ・ティンブルなきあと、クラシカルなジョグジャスタイルのワヤンの次代を担うのはマルギさんであろうと言われております。
ローフィは高校一年生からマルギさんのところに出入りさせてもらっていてワヤン公演ではグンデルを演奏していました。マルギさんは今でもローフィのことをデッ(小さい子を呼ぶ時の呼び方)と呼びます、こうして親から子へ、次の世代へ、技が継がれていくのですね。


ダランは、ガムランやワヤンを貸出たりもします。そういうときはこんな木枠にいれてトラックで運びます。帰ってきたてのガムランでした。


マルギさんはワヤンも作ります。
マルギさんの息子トゥトゥンさんはダランかつワヤンデザインの才があり、今や中部ジャワの各地から注文が来ます。トゥトゥンさんはローフィにもたくさんワヤンを作ってくれましたお金のない学生時代にはよくプレゼントしてれたそうです。ハナジョスが今ワヤンを持っているのはトゥトゥンさんのおかげです。
さて、トゥトゥンさんがデザインしワヤンを彫るのがマルギさんです。
色づけ前のワヤンがたくさん。

 

 


色づけしていないワヤンも大変美しいです。
色づけはトゥトゥンさんもするし、色づけ専門の職人のところにいれることもあります。

マルギさんのルバブ。
音の微調整にたばこの空き箱使ってます。

おしゃべりしていると、おかあさんがサテアヤム(焼き鳥)を買ってきてくれました。ピーナッツソースでからめた焼き鳥、おいしいですよ。

マルギさんがダランを引退をされる前に日本に呼びたい、ローフィの夢です。

今夜はワヤン。マルギさんの弟、スロヨさんのワヤン。
スロヨさんはキ・ティンブルの娘さんと結婚しており本当にキ・ティンブルの息子になりました。
どっしりしたクラシカルなジョグじゃカルタのワヤンを見てきます。

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