ジャワの暮らし33

2013/1/1 過去のブログ(エキサイトブログ)より

12/31 昼ごはんをスモヨ村の幼稚園の向かいにあるミーアヤムやさんに買いに来ました。


先日15:00頃買いにいくとシサルおじさんは「まだ開いてないよ~」とにこにこ言い、私たちは食べることができなかったので念願のミーアヤムといったところです。


ミーアヤムやさんの店内は大体こういう感じ。白黒のビニールがテーブルに貼られてたり張られていなかったり。


インドネシアごはんでは唯一かもしれません、ミーアヤムはお箸で食べます。菜箸なみに長いお箸で、食べやすいかというとずばり食べにくいです。他の麺類はスプーンとかフォークで食べますよ。


8人前の持ち帰りを注文。家のみんなと分けて食べます。
野菜がたっぷりで嬉しくて、
「野菜多いね~」とシサルおじさんに言うと、
「野菜多くね~」と伝わったみたいでこのあとさらに野菜が増えました。稲語むずい~。
幼稚園の門が開いていたので遊びながら待ちます。


幼稚園のとなりにこんな木を見つけました。


これはマンディンという豆で、インドネシア料理及び調味料であるボトッの材料になるものです。
ワヤンに「ビモ・ボトッ」というお話があります。ビモが人喰い鬼の退治をするのに、身体中においしいたれを塗り込み、生け贄となるシーンがありますがそのたれというのが、このボトッなんですね。
ミーアヤムやさんのとなりではこんなものが。


村内の各家の米を精米して回れる、ザ・走る精米機です。逞しいフォルムですね。
これは修理中でして

 


「ふ~汗・・ところで日本ーインドネシアの旅費はいくらなんだい」「ふわぁぁ~・・・そうそう、うっとこの(うちの)息子が今度どこそこでなぁ」
といったおしゃべりをしながら修理していますので、さてこの精米機が再び村中の米を精米して廻ることができるんは一体いつになるのでしょうか。帰国までに修理が終わればぜひ見てみたいです。
ミーアヤムもそろそろ出来上がりです。


ビニール袋にいれてもって帰ります。サンバル、ソース、ケチャップ三種類のたれも小ビニールにいれてもらいます。みかんジュース(ホット・アイス)もビニール袋にいれてもらいました。
さておうちへ戻る途中に


バナナを取っているおじさんがいました。未熟ですが・・、と尋ねると、薬で黄色くするのさ、これは放っておいても熟さないよ、とのこと。雨季のせいなのか、早く売りに出したいのか、そのあたりは聞けませんでした。ここはジャワのいなかですので自然がいっぱいですが、人々が自然派か、というと決してそういうことはありません。農薬や化学調味料、下水処理やごみ処理、たばこの煙を浴びるこども、など気になることはいろいろとあります。
一方、海外の自然派の人がジャワに移住し、農園、農場の自給自足や山一つ切り開いて農場経営などをしているそうです。ヨーロッパの経営者によるベジタリアンカフェでは、ヨガや自然食品でのお菓子作り教室なども開かれています。それらはまだまだ村で暮らしている普通のジャワの人たちと接点をもつものではありませんが、こういう外からの働きが、ジャワの暮らしとうまく連動して、便利なだけではなく自然を大事に永く暮らせる社会を育てることになればいいなと思います。

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