ジャワの暮らし28

2012/12/28 過去のブログ(エキサイトブログ)より

ローフィのお兄さんはお米を作っています。
脱穀機や精米機はありませんで、すべて手作業です。白米になった後の最後の作業は、


細かい米のかすや、石を取り除く作業です。米を振って軽いかすを振り落としていきます、石は目で見つけて取り除きます。鶏もご飯にありつけるとあって勇んでやってくる。
さてこの作業は別にやらなくても米を研ぐ際にある程度なんとかなるのでしょうけれど、こういう一手間をかけるのが、母ちゃんの愛であり米のうまさなのでありましょう。

今朝はスープを作りました。ローフィの希望で


鳥の足先です。ジーザス

遊びの延長でしょうか、5,6歳のあるむと従妹のシノムが文字の勉強。

今日は舞踊レッスン第一日目、ルッノさんに習います、ルッノさんは中学生からディディ・ニニトォウォ、バゴン・クスディハルジョなどジョグジャカルタの有名なダンサー(伝統・コンテンポラリー)の元で学び(自転車で走り回ったらしい)、芸術高校時代には自身の舞踊教室を立ち上げ指導をはじめたそう。現在は子育てをしながら舞台や結婚式等の着付け・メイクアップしたり、学校で舞踊講師をしているそうです。
今回私が習うのは、アユンアユン。もし時間があれば創作ダンスも教えてもらう予定です。うさぎとか鹿のダンス、ダンスアレンジのこつなども聞けたらと思います。
今日は初日、まずはジャワの気候の中で踊るということが一番体験してみたかったことでした。気候だけでなく、冷たい床の肌の心地よさも。そしてジャワ語でばぁぁっと早口で説明されるのも楽しみにしていたこと。もはや言葉としてはほとんど理解できない(舞踊の専門用語も多用)ので、言葉の力を借りるのを簡単に諦めてしまえる。その代わり体を出来るだけ素直にして言われたことをどんどん吸い込んでいく。今日体験してみこれは予想通りものすごく気持ちよかった。ガムラン習うのとも似ている。

さてルッノさんは明日も来てくれます。一日一時間でいい、要は間をおかないってことよ、じゃあ明日ね、といって本当に一時間で帰ってしまいました。さばさばしてますね~。

昼ごはんはダウン・バワン炒め


訳すとにんにくの芽かなと思うけど見た目も味も違った、なんだ、玉ねぎの葉か?エシャロットの葉か?

午後からはカセットデッキ買いに行こうと思っていました。舞踊レッスンにカセットデッキがいるのですがないのです。今日は近所の人に頼んで太鼓とグンデルを演奏してもらいましたが毎日頼むわけにもいきません。
しかーし。出掛けようと思ったらざーざー降りの雨。
仕方がないのでみんなで家の前でおしゃべり、ってこれがまたたのしいんです。
先日のウォノサリから下山で運転手の運転が荒すぎたとか、いやいやそれは無理矢理追い抜くバイクが悪かったんだとか、私なんてこの間100km/h出す運転手にあったわよ、
うそつけそれはない、なんですって本当よ、いや絶対にないあのくねくね道で100km/hは出ない、誓ってない。
などの本当にどうでもいい会話が続きます。


ためしにみんながしゃべってる最中にグンデルでアユンアユンを弾いてみると
クタックタドゥラン、エーアエオー!
と一斉にアユンアユンに口ガムランで入ってくる、どうでもいい会話はそこで途切れるが、しばらくするとまた別のどうでもいい会話がはじまるのです。

 

コメント