ジャワの暮らし39

2013/01/06 過去のブログ(エキサイトブログ)より

1/4 夜はワヤンを観に。
コンチョ・タニというAMラジオの定期生放送ワヤン公演です。
この番組では、放送を希望するダラン(ダランの卵が多い)を募集し、ダランのためにガムランとワヤン(全て揃っているわけではなさそう)と場所を提供してくれます。


楽団はたぶんダランが探し、必要な回数の練習をしていると思われます。ワヒューは公演の二日前に「出てー」と言われたので練習はなく、会場につくと演目の進行を渡されていました。
さて公演・放送は普段は1:00までらしいのですが、今夜はダランの希望で朝までのフルバージョン。
今夜のダランはテジョさん。留学時代同期だった彼は大学からガムランをはじめました、小さい頃からガムランを学び昼は学校夜は公演と飛び回っていた他の学生に遅れまいと一生懸命やっていました、その彼がなんと今なおがんばっていてダランにも挑戦していたなんて。お仕事は学校の先生ということでした。
マンダリン語(と彼女は言ってた)を専門に勉強している奥さんとも昨年結婚したそうで。


演目は「デウォ・ルチ」、スラカルタ様式です。


この公演は私にもすごく勉強になったのです。普段、ダランが軽々と操っているワヤンの、ほんのちょっとした動きでさえ、実はこんなにも難しいものだったのかとわかったのです。一つ一つ丁寧に教えられた通りに動かしているんだなぁ、みんなここからスタートするんだな、すごいな~と。

最近の流行りでしょうか、


バティック黒の一色染め、裾だけ模様、上は学ラン、最近の衣装は強そうなのが多い印象。

ブログを書いていると突然お母さんが来て、
「ひろみ、テレビみなさい」
と言います、テレビを見てみると、


クトプラがやっていました。ちょうど左の男が右の女を好きになり、真ん中の男が「これを塗ればモテる」と白いクリームを左の男に渡し、男はクリームを塗って右の女に近づいたが「あんたなんなのさ!」といって女にビンタされてしまった、というところなんですが、これではクトプラのなんたるかをご紹介できていません、もしかするとちょっとだけ吉本新喜劇っぽいですが、必ずしもそうともいえず。またちゃんとご紹介できるようがんばります。

さて、話を戻し。ワヤンの途中でワヤンが壊れてしまいました。パンジャがいなかったので、


ローフィがよけてあるワヤンの中から代わりのワヤン探しているところです。見つかりまして無事ワヤンは続行です。
その後、トーフィッさんという人がダランのうしろに座りました、パンジャ(ダランのアシスタント)をかって出てくれたんですね、今夜の主人公ビモの人形はトーフィッさん作、ちなみにハナジョスは昨年、トーフィッさんにこんなワヤンを作ってもらったんですよ。


しじみ三兄弟。

朝4時終演。
普段はないことですが、
楽団がダランに拍手を送っていました。この夜のクンダンは、タトーさん。彼はジョグジャにいくつかある芸能ビッグファミリー”クマサン”一族の一人です。彼をはじめ、みんなが拍手をしました。出来てないところがいっぱいあって、実はちょっと笑っていたり、後日改めてネタにされたりするのでしょうが、それはそれ、ダランに挑戦した彼にみんな「ようやった」と暖かい言葉をかけていました。この後のネタにされ方は多分容赦ないだけに、厳しいだけでない演奏家たちの優しさもまた伝わってきたのでした。

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