ジャワの暮らし36

2013/1/3 過去のブログ(エキサイトブログ)より

お母さんは今日も市場へ行きます。


久しぶりタペも作りました。シンコンを発酵させたお菓子で柔らかくシンコンの淡い甘味と酸味が美味しい。


雨季は発酵がうまくいかず、朝になって売り物になってないと捨てるしかなく損が出てしまうので、あまり量は作らないようです。それでも食べたい人がいるからお母さんは天候をみつつ時々作るんですね。

1/2 今日はマルヨノとローフィは魚釣り、ワヒューと私はテキスタイルやさんへ。
出掛ける前にアスモロ兄さんが赤ちゃん羊を見せてくれました。


生後2週間ほどらしい、臍の緒がまだついていますよ~。

クバヤのためのテキスタイルは、ジョグジャの空港があるソロ通りの店GANESHAにやって来ました。

 


だいたい工場出荷価格より安い!インドネシアで一番安い!
と書いてます。中途半端に大きくでましたね~。
ガネーシャという名前だけあって、ここはインド人経営者のお店です。ボス!という感じの大きな女性がレジ横でずっとパソコンの画面を見ていました。なにかの取引かな?


生地がたくさんあります、お姉さんに値段聞いたり、相談しながら選んでいきます。クバヤの生地が決まるとお姉さんがそれに合うクバヤの下に着る生地を探してきてくれます。最近のクバヤはレースよりも、手首、首回り、丈部分の刺繍のみが見えて、その他の部分はまるで素肌にみえるようなものが流行ってるらしい。下には光沢のあるサテンをもってきます。
いくらでも欲しくなりますが、帰国日とテーラーやさんの仕事量を考えると、4着が限界かなというところ。
さて、家に戻り早速テーラー夫婦に来てもらいデザインの相談。
テーラー夫婦。


普通のおじちゃんおばちゃんにみえますが、テーラーやさんですよ。お二人には以前着物で衣装を作ってもらいました。
デザイン集も参考に。

 


なんとかデザインを決め採寸し、注文しました。帰国日を数日早めに言っておくのがポイントですが、嘘の帰国日までに出来上がらないことが多く、嘘だったってばれて少し気まずいことも過去に経験がありますので今回は正直に言いました。なので帰国日までに出来上がらないと本当に困ります。

さて、夕方からはマルヨノとローフィがまたお出掛け。
先日のワヤンでダランをしたイプヌさんのおうちにお呼ばれしたそう。
「地鶏しめるからおいで~」
とのことで二人はいそいそ出かけていきました。

イプヌさんはダランですが、少し前までは、キ・コチョという有名なダランのパンジャでした。二人は兄弟。(お父さんが同じ兄弟、ガムランワヤン界では、普通というかそういう兄弟関係がほとんどです、有名なダランともなると、妻は何人もいて、兄弟も同じくダランだったりして、そのこども、そのいとこ・・、話を聞いてもすぐわからなくなってしまいそうな血縁関係の芸能ビッグファミリー、そんな家族がジョグジャにもいくつかあります。)
キ・コチョは3昼3晩のワヤン公演を終えた三日目の朝倒れ、そのままこの世を去りました。まだお若かったんですよ。
イプヌさんとマルヨノさんはこの夜、それぞれ有名なダランの元で長い月日を過ごしたパンジャとして、多くを語り合ったそうです。
ある時は、ダランに嘘の演目を伝えられ本番中にパンジャが混乱、それを叱るダラン(ダランはそうやってパンジャをいじめつつ、鍛えてるという説も)。
またパンジャというのは、ワヤン会場につくとまず、その夜使われるであろうワヤン人形のセッティング、ダランの飲み物準備、チュンポロなどダラン使う道具確認、などなど多くの仕事を終えてから、自分の準備に入ります。それらを終えてさあご飯、と思うともはやダランも他の演者も食べ終わっていてワヤンがはじまって食べられない。ワヤン上演中も忙しいし、ダランが食べないので食べられない、朝は終演後道具の片付けを済ませさあご飯、と思うとみんな食べ終わっていて楽団のバスが出発、結局何も食べられなかったということもあるそうです、こんなに大変なパンジャなのに、ギャラが安い!と二人のパンジャは嘆くそうな。
降りしきる雨音の中で熱く語り合う
そんな夜に、ともに地鶏を食べるのかと思いきや、さてやっと出てきたのは、インスタント焼きそばと目玉焼き。
「鶏が逃げちゃって~、唯一捕まえられたのがこの卵だったのさ」
とイプヌさん。
ダランはすごいね!
焼きそばを食べ、コーヒーを二杯ジャワティを四杯飲んで、ローフィは真夜中に帰ってきました。
コチョ、とサインの入ったぺトロと一緒に。

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